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キャラクター考察ブルーロック

【ブルーロック】凪誠士郎は「やる気のない天才」の最高到達点|そのキャラ造形の秀逸さ

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凪誠士郎というキャラクターの発明

凪はサッカーに興味がなかった。学校でも部活でもゲームばかり。ゲーム以外「めんどくさい」天才が、幼馴染の玲王に誘われてたまたま触ったサッカーボールを完璧にコントロールできてしまう。この導入だけでキャラが完璧に立っている。第5巻で凪が初めてボールを蹴るシーンの衝撃は、ブルーロック読者なら忘れられないだろう。

「めんどくさい」(凪誠士郎)

「やる気のない天才」は漫画では珍しくないが、凪が特別なのは「やる気が出た瞬間」の爆発力だ。ブルーロックで初めて「負けたくない」と思った凪の覚醒は、読者の心を掴んで離さない。あの瞬間まで、凪は天才の「片鱗」しか見せていなかった。しかし潔との対戦で「めんどくさい」以外の感情が芽生えた時、天才は完全に目覚めた。

金城先生の巧みさは、凪の「めんどくさい」に二重の意味を持たせたことだ。表面的には無気力の表明だが、深層では「本気を出す価値があるものがない」という天才の孤独を表している。凪は退屈しているのだ。世界が簡単すぎて。サッカーは凪にとって「初めて退屈しなかったもの」であり、だからこそ凪はブルーロックに来た。

キャラクターデザインも秀逸だ。白い髪、気だるげな目、脱力した姿勢。しかしボールを持った瞬間の表情の変化。ノ村先生は「凪がボールを触る瞬間」を描くために、それ以外のすべてのコマで凪を脱力させている。このコントラストが視覚的な快感を生む。

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トラップ技術という「地味な天才性」

凪の武器はシュート力でもスピードでもなく「トラップ(ボール止め)」。どんな角度、どんな速度のボールでも完璧に止める。これは一般的には「地味」な能力だが、サッカーにおけるトラップの重要性を知る人ほど凪の異常さがわかる。世界最高のトラップの持ち主と言われたベルカンプですら、凪ほどの精度は持っていなかった(もちろんフィクションだが)。

トラップが完璧ということは、シュートまでの時間が限りなくゼロに近いということ。通常の選手は「受ける→止める→体勢を整える→撃つ」の4工程を踏む。凪はこれを「受ける→撃つ」に圧縮できる。この「2ステップの省略」が天才の証だ。0.5秒の差がプロサッカーでは致命的なアドバンテージになる。

「サッカーの神はエゴイストに微笑む」

第8巻で凪が空中のボールをトラップしてそのままボレーシュートを放つシーンは、ブルーロックの全シーンの中でも屈指の芸術点だ。物理法則を無視したような足の運びを、ノ村先生が複数のコマに分解して描く。凪の天才性を「見せる」のではなく「体験させる」作画の力が光っている。

また、凪のトラップは「受け身の技術」に見えて、実は「攻撃の起点」であるという点が重要だ。止めた瞬間にすでにシュートの姿勢ができている。つまり凪にとってトラップは「止める行為」ではなく「シュートの準備行為」なのだ。この認識の違いが、凡才と天才を分ける壁だ。

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御影玲王との関係と「覚醒」

凪の物語は玲王との関係抜きには語れない。玲王がいなければ凪はサッカーをしていなかった。凪にとって玲王は「サッカーを始めるきっかけをくれた恩人」であり、「自分のボールを供給してくれるパートナー」だった。しかしその関係は依存でもあった。凪は「玲王がパスをくれるから」サッカーをしていた。自分の意志ではなく。

ブルーロックで潔と出会い、凪は玲王以外の「刺激」を知る。潔の空間認識能力は凪のトラップとは異なるアプローチでゴールに迫る。「自分と違う武器で戦う奴がいる」という発見が、凪の中に初めて「負けたくない」という感情を芽生えさせた。

「めんどくさい」(凪誠士郎)

玲王から離れ、自分の意志でサッカーと向き合い始めた時が凪の本当の覚醒だ。「誰かのため」ではなく「自分がやりたいから」。エゴイズムの芽生えが天才を本物にした。映画「ブルーロック -Episode 凪-」ではこの過程が凪の視点で美しく描かれている。玲王との別離は残酷だが、必要な成長だった。

玲王側の視点も痛切だ。凪のために努力してきた玲王にとって、凪が「玲王なしでもサッカーができる」と気づく瞬間は裏切りに等しい。しかしこの「裏切り」こそがエゴだ。大切な人を傷つけてでも自分の道を選ぶ。凪と玲王の関係はブルーロックのエゴイズムテーマの、最も感情的な表現だ。

二人がNEL編で再びフィールドで対峙した時、もう「以前の凪と玲王」ではない。依存関係から解放された二人が対等なライバルとして向き合う。その姿に涙した読者は多いはずだ。

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凪が体現する「現代の若者」像

凪のキャラクターは現代の若者像を投影している。「別にやりたいことがない」「何でもそこそこできるけど、ハマるものがない」。就活の面接で「将来の夢は?」と聞かれて困る学生が、凪に自分を重ねている。凪の「めんどくさい」は、選択肢が多すぎる時代の若者の声だ。

しかし本当に好きなものに出会った時の没頭力は凄まじい。これもZ世代の特性と重なる。SNS世代の「冷めているように見えて実は熱い」感性を、凪は完璧に体現している。だからこそZ世代の読者から圧倒的な人気を得ている。

「世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない」(絵心甚八)

凪の「めんどくさい」は無気力ではなく、本気を出す対象を選んでいるだけなのだ。そしてサッカーが「選ばれた対象」になった瞬間、凪は限界知らずの天才になった。この物語は「何かを見つけるまでの退屈」と「見つけた後の爆発」を描いている。それは多くの若者が経験する(あるいは経験したい)物語だ。

凪の人気がブルーロックの中でもトップクラスであるのは、読者に希望を与えるからだろう。「今はまだ見つかっていないだけで、自分にも『それ』がある」。凪は天才だが、その天才が目覚めたのは「たまたまサッカーに出会った」から。人生を変える出会いは、いつ、どこに転がっているかわからない。凪の物語はその可能性を信じさせてくれる。

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マンガ考察ラボ編集部

マンガ歴20年以上の考察チーム

週刊少年ジャンプ・マガジン・サンデーを中心に、20作品以上の漫画考察を毎日更新。作品の伏線・キャラクター分析・ストーリー予想を独自の視点で解説しています。

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